動かして痛い腰痛

動かさなくても辛くなる腰痛を動いているうちに楽になるとか、放っておけば楽になるだろうとケアしないでいるうちに、次の段階に進みやすくなります。
ゆがみによってストレスを受けた筋肉が硬くなり、背骨や骨盤の動きをロックするような状態です。
ギックリ腰なども含まれますが、体を動かすとズキっと痛むようになります。

体を前に倒すとき、反らせる時、寝返り、立ったり座ったり、少しねじっただけでも痛むなどのケースです。

痛みが腰に出る、骨盤やお尻辺りに出る、足に電気が走ったような感じがする、坐骨神経痛などパターンは、様々です。

では、どんな感じで筋肉が骨盤や背骨の動きをロックするようになるのか、痛みの出る場所(腰タイプ・骨盤タイプ・足タイプ)3つのパターンに分けて詳しく説明しますので、参考にしてみてください。


ケース1動かすと腰に痛みが出るタイプ

体を前に倒す(前屈)、反らす(後屈)、寝返りや体を捻る動作などで、腰自体に痛みが走るケースは、背骨が詰まってロックしているケースが考えられます。

左図のように硬くなった筋肉が背骨を引っ張り下げて、背骨と背骨の間(椎間 ついかん)を狭くさせます。

背骨は、前に倒す、反らす、ねじるなどの動作は、連動して動きますが、狭くなった椎間の一つがロック(動きを制御)すると、ロックした部分が働けず、痛みが出やすくなります。

このケースでは、ストレスを受けている筋肉を柔軟にし、狭くなった椎間を広げ、背骨がスムーズに動けるよう施術する事で、動きやすい腰を目指します。


ケース2 
動かすと骨盤やお尻に痛みが出るタイプ

立ったり、座ったりの動作で、骨盤付近に痛みが出るケースでは、右写真の上(仙骨)と下(腸骨)の関節が動きにくく、ロックしている場合が多いです。

休めの姿勢や足の筋肉が硬くなると下の写真(赤の矢印)のように股関節が外側に捻れようとします。この時に骨盤から股関節についている筋肉(青の矢印)が引っ張られ、筋肉がストレスを受けて硬くなります。

骨盤周りの筋肉が硬くなることで骨盤の動きが悪くなりロックされると、動く時に骨盤やお尻にズキっと痛みが走る事が多いのです。

このケースは、足首のゆがみから見直し、足の筋肉が硬くならない状況を作ります。
また骨盤をロックしている筋肉を解放することで、骨盤がスムーズに動ける体を目指します。


ケース3 動くと足やお尻に痛みが出るタイプ

ケース2に共通している場合が多いのですが、特に前かがみになると腰から足まで引っ張られた感じがしたり、足に電気が走るような痛みが出るケースは、硬くなった筋肉の間を走行する神経が引き連れを起こしている可能性があります。ケース2と違うのは、骨盤のロックではなく、神経がスムーズに動けない状態の可能性が高い事です。

右下の写真の〇印は、特に筋肉同士の間の狭い場所を通っています。
硬くなった筋肉は、膨張(太く)なりやすく、神経の滑走を邪魔する場合があります。

このタイプは、ストレスのある筋肉を柔軟にして、狭くなっている筋肉同士を離すことで、スムーズに動ける神経状態を目指します。

また、動かした時に痛みがなくても、神経の滑走が悪いと筋肉が硬くなりやすく悪循環になり、硬くなった筋肉は冷えやすいので、下半身太りなどにも繋がりやすいのです。