動かさなくても痛む

腰痛の第一段階とも言える、動かさなくても長時間、立っていたり、座っていたりの姿勢で辛くなる腰や寝て起きた時に固まる腰痛は、骨盤や背骨のゆがみによって、引っ張られた筋肉がストレスを受けて緊張し、重だるさや辛さ、違和感が出るケースが多いです。

どんな姿勢でいるとキツくなるのかを把握する事が、症状緩和の一歩となります。
下記からご自身に近い症状を参考にしてみてください。

ケース1 寝起きに辛くなる腰痛

寝つきが悪いなども含まれますが、朝起きた時に腰が固まり、動いているうちに少し楽になる方が多いのが特徴です。

腰だけでなく背骨全体が詰まり、弾力を失っている方が多くみられます。
長い時間、同じ体勢でいると筋肉が固まりやすい傾向があります。人間は、寝ている間に何回も寝返りをする事で、この固まりやすい体勢を逃がしているのです。

朝に固まってしまう方は、この寝返りが上手く出来ず、朝起きた時に辛い症が出やすくなります。

こんな症状の方は、腰だけでなく、特に腰から上の背中の張り感を取っていく事をお勧めしています。

右図の丸印の部分が硬い方は、腰の辛さだけでなく疲労が抜けにくいのも特徴です。
背骨についている肋骨が、しっかり働けず、呼吸が浅くなり、酸素がしっかり供給出来ないために、疲労感が抜けない状態になるのです。


ケース2 座っているとキツくなる腰

長時間のディスクワークでキツくなる腰は、骨盤の歪みが主なケースが多いのが特徴です。

座り仕事では、猫背になる事が多く、体を丸ませる傾向があります。骨盤が後ろに倒れて筋肉を引っ張っている状態が長く続き、引っ張られた筋肉がストレスを受け硬くなって、辛さや重だるさを感じてきます。

左図の骨盤から肋骨についている筋肉(青い筋肉)などが引っ張られた状態が続きます。

後ろに倒れている骨盤を正常な位置に戻す事が、座っているとキツくなる腰痛の緩和の第一歩となります。
また姿勢を正して、座れるようになるのも繰り返さない為に必要になりますので、背骨や姿勢矯正も同時に施術することをお勧めしています。


ケース3 立っていると辛くなる腰痛

立ち仕事で辛くなる腰の方の多くは、骨盤の位置が前や後ろに傾いた状態で立っている方が多いです。

左図(イラスト)の右の女性の立ち姿は、一見、きれいに見えますが、腰が反り過ぎて背中や腰に大きな負担がかかります。

真ん中の女性は、見るからに姿勢が悪く、お腹を突出し、骨盤が後ろに倒れた状態です。

このケースの場合は、左写真の腰から股関節についている筋肉が硬くなっている可能性があります。骨盤の前を通っていますので、影響が大きくなります。

反り腰(イラストの一番右の女性)が長く続く事で、左写真の筋肉や腹部の筋力が低下しお腹を前に出して立つ(イラストの真ん中の女性)ように移行していくケースが多いと思います。

また産後の腰痛も同様のケースが考えられ、産前に赤ちゃんと羊水を支えるために腰を反らせます。反らせる時間が長い事で、写真の筋肉が硬くなり、腰が辛くなる事が多いのです。